@article{oai:juen.repo.nii.ac.jp:00006830, author = {安藤, 知子 and ANDO, Tomoko}, journal = {上越教育大学研究紀要}, month = {Mar}, note = {本研究では,学校全体の特色ある取り組みに対して,教員個々人の積極的関与を促進する学校経営の在り方について,根岸小学校の事例を検討した。観察とヒアリングによって収集したデータを分析し,「研究する文化」への積極的関与と肯定的な意味付与が広く共有されている理由を,Weickの意味生成に関する議論を参照して考察した。第一に知識経営の概念に着目し,学校全体で特色ある活動に取り組み,高いパフォーマンスを上げている複数の小学校事例で,いずれも知識経営が展開していたことを確認した。第二に,それらの知識経営が「知識」や「情報」のマネジメントを超えて,「価値」のマネジメントや,人と人をつないで積極的な関与を促進するような実践コミュニティを育成する経営プロセスであったことを指摘し,根岸小学校の場合の実践コミュニティの内実を考察した。そのうえで,第三に根岸小学校の実践コミュニティの特質を整理し,そこでは,専門的自律性や対等な同僚性を基盤とする「研究する文化」を否定する「根岸教員養成所」という新たな意味の組織的生成によって,逆説的に「研究する文化」が強化・促進されたと考えられることを明らかにした。以上の考察から,スクールリーダーには新たな意味を自ら創造する力,ないしは組織の中に兆している新たな意味を見つけ出し抽出する力が期待されることを論じた。}, pages = {13--23}, title = {研究する文化への積極的意味付与を促進する要因に関する研究 : 根岸小学校の事例に焦点づけて}, volume = {34}, year = {2015}, yomi = {アンドウ, トモコ} }